香り、色を楽しみ 薬効を実感!
著者:川西加恵
判型:A5判
頁数:184頁
発売日:2023年6月30日
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あなたと大切な人の健康を守る強い味方!
ドライハーブをアルコールに浸けるだけ!
昔から愛されてきた家庭の手作り常備薬は、植物の薬用成分による究極の自然療法!
植物が蓄えてきた根源となる「生きる力」は、自然界からの最高の贈りものです。
ハーブをアルコールに浸けたチンキには、ハーブティーでは味わえない脂溶性成分や、エッセンシャルオイルでは体感できない水溶性成分、揮発性成分など、さまざまな成分がアルコールに溶け出しています。
ローマ時代から人々の生活を支えてきた「チンキ」を、健康と美容にも、取り入れてみませんか?
ハーブや和ハーブで作ったチンキは、色や香りが素晴らしいだけでなく、人に有用な成分がギュッと詰まっています。
ルームスプレーなどのクラフトだけでなく、飲用のアルコールだから薬効成分を料理や飲み物でも摂取できます。
外用に限られるエッセンシャルオイルに対し、体内に取り込んで活用できるチンキは、家庭に置いておきたい正真正銘の自然療法アイテムです!!
CONTENTS
口絵 美しく薬効のあるハーブチンキの色
●第1章 チンキの歴史と魅力
チンキとは
チンキの始まり
「蒸留酒」というアルコールの誕生
修道士たちによる薬草園と薬草酒
中世より伝わる薬酒「エリキシル」
世界最古の香水
最古の香水の真実は…
ヨーロッパにおける「チンキ剤」の登場
神医が考え出した東洋のチンキ
屠蘇を家庭用にアレンジ
「お屠蘇」は日本のチンキの原型!?
江戸時代の薬剤チンキの登場
日本の家庭でのチンキ作りを探る
伝わる昔の家庭の知恵袋
●第2章 ハーブチンキの作り方
チンキの作り方
抽出するアルコール濃度を変えると…
成分を上手に抽出するコツ
アルコール以外で抽出する方法
こんなときどうする? チンキ作りのQ&A
●第3章 ハーブチンキの使い方
あたためる
・冷え性緩和 ・血行促進 ・消化不良解消
[チンキを使ってあたためる方法(チンキ風呂/チンキ入り甘酒)]
ゆるめる
・緊張緩和 ・安眠 ・眼精疲労解消
[チンキを使ってゆるめる方法(ピロースプレー/フレグランス)]
ととのえる
・免疫力を高める ・ホルモンバランス維持 ・保湿
[チンキを使ってととのえる方法(石けん/保湿ローション)]
いやす
・ストレス緩和 ・不安解消 ・気分高揚
[チンキを使っていやす方法(エアーフレッシュナー/マッサージクリーム)]
めざめる
・集中力・記憶力 ・デトックス ・リフレッシュ
[チンキを使って心身がめざめる方法(ボディジェル/リフレッシュドリンク)]
●第4章 ハーブチンキの成分
植物から抽出される成分
水溶性成分
アルブチン エレウテロサイド クエン酸 苦味質
コイクセラノイド 多糖類 テアニン ビタミンC
水溶性成分のグループ
水溶性食物繊維 ビタミンB群 ポリフェノール ミネラル類
脂溶性成分
ウルソール酸 クロロフィル 桂皮酸 シリマリン ジンゲロール
ビタミンA ビタミンE ヒペリシン ヘスペリジン
脂溶性成分のグループ
カロテノイド 精油成分
水溶性、脂溶性の成分を含むグループ
アミノ酸 アルカロイド
●第5章 チンキのためのハーブ事典
事典の見方
チンキを安全に使用するために
梅 エキナセア カレンデュラ ジャーマン・カモミール タイム ハイビスカス
はと麦 ビルベリー びわ モリンガ ユーカリ ゆず 他61種
川西加恵(かわにし かえ)
日本ハーブソムリエ協会理事長。日本アロマコーディネーター協会認定インストラクター、日本エステティック協会認定エステティシャン。「アロマハウス ラ・メゾンフォーレ」主宰。サロンでは、卓越した手技に予約が殺到するエステティック、ハーブとアロマの楽しさ、奥深さを学ぶスクール、そしてミシュランの星つきレストランにも、ハーブティーのオリジナルブレンドを卸すハーブショップなど、アロマとハーブの可能性をとことん追求する。ユニークなサロン、著者の豊富な知識に、全国からファンが集まる。著書に『とっておき精油とハーブ 秘密のレシピ』『その症状を改善するアロマとハーブの処方箋』(いずれも小社刊)。
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