食事と栄養で心の病が治るワケとコツ
何を食べるかで、あなたが決まる
著者:浜野ゆり
判型:四六判
頁数:256頁
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毎日の自炊が難しくても大丈夫!
コンビニ、ファミレスでも実践できる!!
うつ/パニック障害/HSP(非常に敏感なタイプの人)/発達障害/統合失調症/ADHD(注意欠陥・多動性障害)/不登校/対人不安/更年期障害……etc.
「心の病」は、栄養障害の一つとして出ている可能性も高いのです。したがって、栄養療法を行うことで症状が改善する場合もあります。
また、薬物療法中に栄養療法を併用すると、従来より薬を減らせることも多く、そうなれば副作用も自然と減るわけです。
その意味でも、栄養療法は非常に有用です。
「今回の書籍は、私自身の経験と、メンタル不調脱出のための試行錯誤でいきついた、メンタルセルフケアの組み合わせのうち、栄養、特に食事の改善法を詳しく取り上げて執筆したものです」(「おわりに」より抜粋)
自らも、うつ病で苦しんだ経験をもつ精神科医が、
心身を健康にする「本当の栄養学」をお教えします!
CONTENTS
●第1章 心も体も食事がつくる
日本人の食事情と「心の病」の増加
栄養が脳細胞の機能を決め、脳機能が精神状態をつくる
日本人ほぼ全員に不足している栄養素とは?
栄養素の「1日の必要摂取量」は人それぞれ
現代人のこんな生活習慣が心身の不調をつくる
●第2章 原因不明の不調は血液検査でわかる
健康診断の「正常範囲」に潜む身体の不調の原因
「なんとなく不調」の原因がわかる健康診断項目
栄養状態を改善するために必要な前提条件
血糖値が不安定な人は心身が不調になりやすい
血糖値のリアルな推移を計ってわかること
●第3章 タンパク質不足が日本人の心を壊す
日本人のタンパク質摂取量は実はまったく足りていない
なぜ、多量のタンパク質が必要なのか?
高タンパク質の食生活はここに注意!
●第4章 ビタミンB群は脳と心に効く
ビタミンB群は知能指数にも影響する
現代の食生活ではビタミンB群が欠乏しやすい
精神的ストレスが強いとビタミンB群を消耗する
あなたに必要なビタミンB群の摂取量は?
コラム1 巷に流布される「危険」情報は、その中身と信頼性を自身でよく検討しよう
コラム2 減塩しすぎるとビタミンB1の効果が出にくくなる
●第5章 女性は鉄を、男性は亜鉛を意識して摂る
日本人女性の心身の不調は「鉄不足」を疑うべき
なぜ鉄不足でメンタル不調になるのか?
「人工鉄」は鉄不足の救世主なのか?
「キレート鉄」はヒツジの皮をかぶったオオカミ!?
コラム3 栄養欠乏では美容にも不利
コラム4 鉄欠乏では長距離走でパフォーマンスが低下する
亜鉛はあなたの精神安定にも、あなたの妊活にも必要
コラム5 妊活の敵、食品添加物
コラム6 甲状腺機能にも注目しよう
●第6章 脳と心の問題は、まず食生活を変えてみる
食べ物が脳をつくり、精神状態を決める
外食やコンビニ利用でも栄養改善する方法
一見「ヘルシー」、実は逆効果な食事法
食生活改善のトリセツ
食習慣を把握するために記録をつけよう
コラム7 小腹がすいたときの救世主、ココナッツオイル
コラム8 タンパク質以外の栄養素が多い食品って?
●第7章 うつ、不安、発達障害にも……心に効いた栄養療法事例
ケース1 長引くうつ状態(悲観気分、落ち込み、イライラ、すぐ疲れる)
ケース2 統合失調症
ケース3 多動、興奮、不登校
ケース4 対人不安で仕事ができない
ケース5 HSP(Highly Sensitive Person非常に敏感なタイプの人)
コラム9 運動はすべてのメンタル不調を改善する
生活記録表の書き方
参考図書/お役立ちサイト
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浜野ゆり(はまの ゆり)
「薬物療法第一」の標準医学に反対する精神科医。強度の人見知りなのに全寮制の大学に入ってしまい、うつ病になり、1年間休学。薬物療法は効果なく、10年間の心理カウンセリングでようやく回復。この体験から、もっと効率よく、時間もお金もかけずに自分でメンタル改善できる方法(栄養療法、スピリチュアル等)を模索し、最善の組み合わせをブログ、動画等で発信している。防衛医科大学校卒、その後は精神分析学や催眠療法にもとづくカウンセリングをする一方、新宿溝口クリニックにて心療内科領域での栄養療法外来を担当した。
ブログ「深層心理アートで自己ヒーリング ハート&アート」
https://heart-art.jp/